中3 平方根が解らない 一学期末考査に向けて
6月13日(水)午前9時5分。雲は出ていますがまずまずよい天気。湿気も今はあまり感じられません。朝はかなり涼しく感じましたが,だんだんと気温は上がってきたようです。昼間は暑くなるのでしょうか。
さて,一学期末考査が近づいてきました。
船木中学校3年生(当時)。無料体験受講は6月の中旬,期末考査直前でした。定期テストは平均点そこそこでずっと来ているとのこと。期末考査対策のプリントで様子を見てみると,なるほど,基礎的な問題ならある程度できていますが,そこから少し式が複雑になると,とたんに正解率が落ちているのがはっきりわかります。こういう場合はここに気を付けて…という学習のポイントがよく解っていない典型といえますね。
事前に本人や保護者の方にお聞きすると,平方根が全く解らないとのこと。期末考査まで時間があまりなかったので,まず平方根から手を付けて,あとは時間が許す限り式の展開や因数分解にさかのぼる作戦でいくことにしました。
平方根,受験生にとっては大きな壁です。しかし,これ以降の数学を理解していく上では,何が何でも乗り越えなければならない壁でもあります。
彼の解答を見ると,平方根の意味そのものが全く解っていないのが解ります。符号の扱い方も一貫性がありません。
急がば回れ,まずは平方根の意味を説明することから始めて,符号の扱い方,大小と,順次基礎基本をやり直してもらいました。
説明を聞いたときの反応は良く,『ああ,そういうことだったのか』という反応が頻繁に見られます。もともとセンスは良いようで,これは伸びる可能性大だなと感じたのを覚えています。
期末考査までにはあまりにも時間がなさ過ぎて(無料体験を含めて4回くらいの受講だったと思います。),平方根を補強するのが精いっぱいでしたので,効果は限定的でしたが,それでも平均点を15点ほど上回ってくれました。本人,保護者の方に,大変喜んでいただきました。
その後夏期講習にも積極的に参加していただき,とても真剣に学習と取り組んでくれたと記憶します。
中3の2学期以降は実力テストがメインになり,総合的な出題で問題のレベルもぐっと上がるので,得点の大幅アップとはきませんでしたが,それでもじりじり成績を伸ばし,目標だった新居浜東高に余裕を持って合格してくれました。
塾の授業が活きた好例の一つだったと思います。彼の場合,部活動が終わってから学習に本腰を入れたようでしたね。彼の力からすると,せめて2年生の後半からでも塾に来てくれていれば,定期テストの得点,かなり上がっていたのにもったいないなあと,今でも思います。そして,こういう生徒さんはとても多いです。
数学で困っている方,早めに対策する方が絶対に良いですよ。CMでした。(笑)
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