中1 数学,点が伸びなかった人の夏期講習・・・計算ミス,本当にミスですか?

6月30日(土)午前8時30分,雨です。湿気は高いですが,気温はそれほど高くありません。午前7時前後は雷雨,すごいどしゃ降りでしたね。

 今年の梅雨はここまでマイルドでした。もちろん北条,新居浜限定での話ですが。雨は降りますが適当で,雨と雨の間に適当に晴れの日もありました。今朝は梅雨が本気を出してます。ワールドカップにでも出ているのでしょうか。単に台風の影響(笑)ですね。大きな災害につながらないこと,祈ります。

 さて,近藤塾新居浜教室,北条教室とも,中学校の塾生の期末考査はほぼ終了し,早くもテストが返ってきている教科もあるようです。

 昨夜は2名の生徒さんが数学の答案を持って来てくれました。どちらも上々,よくがんばってくれていました。

 テストの問題を見ましたが,やはりそれほど変わった出題は見られませんね。その学期に学習した内容の定着度を確認し,それを評価することが定期考査の目的です。重要な内容は毎年変わるわけではないので,問題も同じようなものになるのは当然でしょう。

 期末考査直前に使う,近藤塾の定期テスト対策プリントの問題は元より,それまでにたくさん行ってきた演習の内容が,テスト対策として効果を発揮していると思います。CMでした。

 中学1年生のみなさん,初めての定期考査いかがでしたか。思ったよりも点が取れていた人,逆に,自信がある教科で点が伸びなかった人,人それぞれ,悲喜こもごもでしょうね。『こもごも』って『交々』と書くのですね。今知りました。パソコンって便利ですね。ついでに意味も調べてみると,この言い方,誤用のようです。知らんかった。悲喜こもごも,1人の人間に喜びと悲しみが交互に連続的に訪れるときに使うのが本来の用法であり,喜びを持つものと悲しみを持つものが混在するという意味には使わないのだそう。勉強不足を痛感します。調べてよかった。『虫の知らせ』ですね。これも誤用じゃないだろうな。

 数学に自信があったのに,思うほど点が伸びなかったという人,多いと思います。

 原因はいくつか考えられます。

 その中でも,多いのが,計算ミスが多かったというもの。本日はこれについて書きます。

 講習終了後のこの時期に無料体験を受講してくれる方,期末考査で数学の得点が伸びなかったことがきっかけで,数学の塾を探して…という場合,多いです。保護者の方に伺うと,計算はできるはずなんだけど,ミスが多くて…とおっしゃいます。これ,実は要注意なのです。

 実際にテストの答案を見せていただくと,なるほど計算にバツ印がかなりあります。そこで,無料体験時に塾のプリントに取り組んでもらい,計算跡をじっくり見ると,ミスではなく,計算を根本的に理解していないことがわかること,とても多いのです。

 まず,これはこのブログでも何度も触れていますが,正の数,負の数の加減法を理解していないことがある。項,式におけるかっこの扱い方,減法は加法に直してから計算するなど,基礎があやふやなまま勢いで計算している生徒が多く,ところがそれでも10問やれば5,6問は正解になるので,解っているけどミスが多い,もっと落ち着いて…という評価になるのでしょう。

 これは落ち着いても直りません。理解が不足しているのですから。

 次に多いのが,累乗の意味を理解していないパターン。特に負の数の累乗についてはよく解っていない生徒,とても多いです。

 また,四則混合計算になると,まず計算を区切り,計算順序を明確に意識し,計算と計算の関係をていねいに処理していく意識が欠落していることもあります。

 理解不足をそれと認識せず,ミスだミスだで放置すると,文字式の計算で必ず行き詰ります。そのころには計算に変な癖がついていることがほとんどで,これはその生徒の間隔に深くしみついてしまっているため,直すのにとても時間がかかることが多いです。

 自分ではきちんと計算しているつもりなのに,根本を理解していないので,答えが合わないことが多い。ところが全て合わないわけでもない。そこで,合わないときは自分なりにこじつけて答えを合わそうとする。結果としてゆがんだ,世界に一つだけのその人なりの計算理論ができあがっているのです。

 夏期講習(通常入塾でも対処法は同じですが)を受講していただいた場合,まずはどの部分が理解できていないかを無料体験時に可能な限り洗い出します。
 その上で,優先順位を決め,基礎の基礎から計算のし方を確認していきます。答えを出すことが演習の目的ではなく,計算過程をきちんと書き,計算法を理解し実践することが目的であることを意識してもらうことが重要になります。

 うまくすると,3回,4回の受講で計算が驚くほどしっかりしてくることもあります。これは,算数のときの計算がしっかりしており,正の数,負の数もある程度理解しているのだけれど,こことここがよく解っていないというのがはっきりしている場合です。対処,比較的楽で,すぐに結果が出始めます。うまくすると,期末考査で50点をとれなかった人が,休み明けの実力テストで80点後半を取ったりすることも,それほど珍しくないのです。

 逆に,まちがいかたがその時々でバラバラ,一貫性がない場合,同じ50点を切る人でも,そこから得点を上げていくのにとても時間がかかります。小学生の時から,学習していることの意味を考える習慣がなく,適当にごまかして学習している場合,こういうことになります。全てがあやふやで,堅い地面がないので,まずは一か所に的を絞り,説明し,演習を重ねて,学習の足掛かりとなる地面を作ることから始めることになります。できるだけ早い対処が望まれます。

 長くなってしまいました。もしこういう人,保護者の方,この記事をお読みでしたら,ぜひ無料体験の受講をご検討下さい。子どもさんの様子をお知らせいただけましたら,豊富な経験に基づいて,考えられる対処法をご提案することもできます。問い合わせのみの方ももちろん歓迎します。

 ぜひご検討をお願いいたします。本日2回目のCMでした。

 

 
  

 

 

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