中3 今まで勉強してこなかった受験生の夏期講習

 7月7日(土),雨です。

 昨夜はどしゃ降りでした。今は落ち着いていますが,まだこれから明日にかけて,雨が降るようです。

 もともと雨は嫌いではありません。雨音を聞いていると,心が落ち着くこともあります。けれども,ここまでくると耳について,もう聞きたくありません。お日さまが恋しいです。

 広範囲に避難勧告,避難命令が出ています。県内にも被害に遭われた方が多数いるとのこと,心よりお見舞い申し上げます。

 中3のみなさん,いよいよ受験生です。部活動も一段落した人,多いでしょう。これから本格的に受験勉強に取り掛かろうという人もたくさんいます。

 当然今現在の力を踏み台,土台として,そこから力を付けていくことになるわけですが,部活動に真剣に取り組んできた夏休みに入る前の受験生,ざっと2つに分けることができます。

 ここまで,部活動に打ち込みながらも,学習にも時間とエネルギーを使い,ある程度基礎基本を身に付けてきた人がいます。近藤塾でいうところの『おどりば』まではすでに上がっている人ですね。

 一方,部活動ほぼ100%,学習面についてはこれからが勝負の,まだ1階にいて,上を眺めながら動かない人もたくさんいます。

 毎年,この状態の中3生,何名か夏期講習を受講してくれます。もっと遅い時期に入塾してくる場合もあります。

 平方根どころか文字式の計算ができない人,多いです。関数,図形,手も足も出ていません。実力テストはもちろんですが,定期テストでも時間が余って困ります。解る問題がとても少ないからです。

 近藤塾での対処は次のようになります。

① まず文字式の計算。加減法から乗除法へ。中2生が初めて文字式の加減乗除を学習するときに使うプリントを使います。
 分数係数の計算についてもトライしてもらいます。分数がからむと手も足も出ない場合は,算数にもどるか,後回しにして②にいくか。これはそのときの感触と,残された時間との兼ね合いで判断します。

② 中3で学習する式の展開。時間的に,また能力的に,公式を覚えて使いこなすことがむずかしい場合は,ひたすら分配法則を使って展開するよう指導する場合もあります。これも指導時の感触と時間の兼ね合いでの判断になります。

③ 式の因数分解。難しいことはいわず,演習の中でやり方を経験して,覚えてもらうことから入ります。

④ 素因数分解。平方根の学習との関連で,避けて通れません。

⑤ 平方根。

 例えば夏期講習のみの受講なら,ここまでが精いっぱいになることが多いですが,8回+無料体験1回あればここまではある程度なんとかできます。

 もっとも,この状態の生徒さんの場合,講習受講後も通塾していただける場合が多いので,9月以降も,①~⑤を反復しながら,他の分野も少しずつ学習していきます。

 2学期だとまず二次方程式。因数分解と平方根がある程度分かるようになれば,計算には歯が立ちます。①~⑤を学習していく中で,他の分野を理解するための基礎もできているわけです。

 ここまでくるのが大変です。勉強することに慣れていない人,解らないことだらけの人,なかなか勉強と向き合う気にならないのも解ります。しかし,ここまではこないと合格できる高校の幅は非常に狭くなります。高校に入っても,数学は3年間,常に憂鬱の種になります。

 勉強をしてこなかったつけはとても大きいです。でも,ここでふんばっておけば,入試,そしてその後の数学に,プラスはとても大きいのです。

 脅かすつもりはありません。これは現実であり,長年受験生を指導してきた私の実感でもあります。

 まだ間に合います。しかし,始動は一刻も早いほうがよいです。できればこの夏休みから。

 ぜひ無料体験の受講をご検討下さい。CMでした。

 今日はここまで。お付き合いいただきありがとうございました。

 また雲が厚くなってきたようです。これ以上の災害が起きないことを祈りつつ。

 

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