『直線上の点』の意味
8月22日(水) 午前7時30分。晴れたり曇ったり,時折雨も。
蒸し暑いです。すっかり夏に逆戻り。時折強い風が吹きます。台風の影響でしょうか。
書きながら,なぜか台風クラブという映画を思い出しました。今は亡き相米慎二監督でした。主演の工藤夕貴さんよりも,子持ちの先生役の三浦友和さんが妙に印象に残っていますね。今調べたら1985年8月末の公開だそうです。私が24歳の時…ということは,もう大学を卒業して,香川にいたときに見たことになります。大学時代,広島で見たと思っていました。記憶,あてになりませんねー。えっ,私だけですか(笑)。
さて,小4,小5,小6のプリントに,時々図をかく問題を入れてあります。
例えばまず,2つの辺の長さとその間の角を指定して,平行四辺形アイウエをかいてもらいます。次に,辺アエ上に,アオが3cmになるような点オをとり,点オを通って辺アエに垂直な直線をかく…というようなものです。
おとなが読むと,なんだこんな簡単な問題…と思うかもしれませんが,これ,小学生にとっては意外と難しいのです。
平行四辺形…これは,上手下手はありますが,ほとんどの生徒さん,かけます。
問題はその次。辺アエ上に,アオが3cmになるような点オを取る…という部分。
辺アエ上の点とは,いうまでもなく辺アエの上に乗っかっている点という意味です。
ところが,初めてこの手の問題を解く生徒は,10人中8人,9人が辺アエ上ではなく,辺アエのまさに上の方,辺アエから離れたところに点をとろうとします。平行四辺形を紙の上の方にかいていると,紙が足らないといって悩んだりもします(笑)。
文章を読んで,その指示通りの図をかく練習,大切なのです。小学生の間にこういうトレーニングをしていない生徒さん,中1の後半,平面図形を学習するときに困ること,多いです。
例えば作図の学習をするときに,先生の側はこんなこと説明するまでもなく当然わかると思っている部分の意味がつかめないので,何をしてよいかわからないままに苦手分野になってしまう。
かなり昔ですが,これに気づいたとき,驚いたのなんの(笑)。それで小学生の時から,図形の作図の問題を意識して入れるようになりました。慣れてしまえば当たり前のことなので,すぐわかるようになります。
中学生の図形の学友,各学年とも少し先の成りますが,子どもさん,図形が苦手な人はこういうところに原因があるかもしれません。保護者の方,頭の片隅に置いて行かれるとよいかもしれません。
近藤塾の授業を受けていれば,小学生の時から対策しているので,心配要りませんよ。あからさまなCMでした,すみません(笑)。
ダブル台風,近づいてきていますね。今日は大丈夫だと思いますが,明日の授業,特に午後はできるかどうかわかりませんね。大きな被害が出ないこと,先の大雨の被災地に被害が重ならないこと,祈ります。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。またぜひ足をお運びください。無料体験のお問い合わせもお待ちしております。
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